Golden Room ; Q

特に深く考えず、見てすぐ思ったことを綴っています。中高年への注目多め。

ドラマ「mine」(韓tvN Netflics21)

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Netflicksで現在進行中の新作ドラマ。

イ・ボヨンさんとキム・ソヒョン主演。ま、檀れい天海祐希ってとこかしら。「スカイキャッスル」が面白かった人は、これも面白いと思う。今、5話まで公開されたところですが、やっぱり、5〜6話くらいで、一気に面白くなってきますね、韓国ものは。

どう考えても、「スカイ・キャッスル」をみて、キム・ソヒョンにオファーしたとしか思えないほど、地続きというかよく似た役なんです。それに応えて、彼女も期待通り、いや、期待以上ですね。いいわぁ。ソヒョンさん。あの方、40代後半らしいのですが、むか〜しから全然変わらないし、かと思ってたら、素では、バラエティ番組で、BLACKPINKを踊ってくれたりしてくれるノリの良い方。いいわぁ。

今回は、韓国の大財閥家が舞台なので、主役のイ・ボヨンさんとキム・ソヒョンさんの

衣装がすごい。もう、それだけでも目の保養。2人とも170センチくらいある上に、なんだかものすごくガリガリで、おなかなんかぺっちゃんこなので、何を着せても似合う似合う。金持ちドラマって、ほんとに眼福。韓国の大財閥って、よくドラマになるけれど、日本の金持ちとは、もうレベルが違うというかスケールが違うっていうか、ちょっと考えられないくらいですよね。だけど、それほど裕福なのに、なぜそんな些末なことで揉めるのかしらという感じがします。ナッツ姫じゃないけれど、なんかいつも怒鳴り散らして物を投げてるのがなんとも幼稚というか分別がないというか。。。ヒステリー体質なんですよね。財閥って。わめいたりしない人たちも、心の中では、誰かに殺意を抱いたりしている。。。。。ま、だからこそドラマになるんでしょうが。

 

えっと。今のところ、イ・ボヨンさんの前に、死んだことになってる先妻が現れて、彼女たちの「実母VS継母」バトルをメインに進んでおります。しかし、まだあと、「跡取り問題」とか「お坊ちゃま婚約問題」とか、いっぱい問題が山づみで、どんどんおもしろくなっていきそう。こういうドラマって、最初から最後までずうっと女性目線の女性ドラマで進むのが多いけれど、これ、これから、結構男性たちが前面に出てきそうで面白そうなんですよね。男性俳優陣が暗躍(?)しだすと、ドラマって、いっきに骨太になりますよね。期待しております。

 

お坊ちゃま役は、元VIXXエンこと、チャン・ハギョンです。

兵役もおわり、事務所も移籍ってことで、これからは俳優道まっしぐらなのかしら、初めて彼の演技を見ましたが、これがなかなかうまいように思います。アイドル時代と変わらぬ肌の綺麗さや身体の細さ、そして、特徴的な首の長さ顔の小ささ。。。。富豪の息子役がぴったり。。メイドさんに恋をしてしまってなかなか苦しい役どころですが、今後出番がばんばん増えそう。。。

「スカイキャッスル」と比べてばかりで申し訳ないけど、あのドラマ、思い出すと、結構泣かされたんですよね。いろいろかわいそうで。本筋では泣かないけれど、脇役がうまかったし、とってつけたような泣き話がほんとにかわいそうでわかっていながら号泣できました。しかし、このドラマは、今んとこ、全然泣ける要素がないんです。ま、まだ5話ですからね、今後急展開するのかな。いつも教会のシスターが出てきて(ナレーターもしている)、最後は、女性2人が殺し合ったのか事故なのか、流血して倒れてるところから始まるんです。5話の最後で、その1人が・イ・ボヨンさんだということがわかったのですが、そうなるとやっぱり、後1人は、ソヒョンさん? それとも、家庭教師ジャギョン? それとも、大穴? 

映画「記憶の夜」(17Netflix)

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面白い。Netflixオリジナル映画で、こんなに面白い映画がまだあったなんて。しかも2017年公開だなんて。そりゃあるか。いやーー、でもこれは驚きました。

 

私って、つくづく、始まったときには予測がつかないほど、とんでもないドンデン返しや二転三転が好き、というか、途中「ええーーーーっ!」て驚きまくってコーヒーこぼす話が好み、というか、で結局最後の最後には違う映画みてた気になる、みたいな映画を見たがるんだなあ。と、つくづく思いました。

韓国映画は、ちょうどこういう私の嗜好にぴったんこの映画が山のようにあるし、しかも良作が多い。顔も街も文化も日本と似てるし。でも、その中でもこの映画は、「驚く」という意味では、最高級かと思います。もう、これ以上、驚き要素が強すぎると嘘というか夢というか、とても信じられないついていけない話になるので、これがギリギリだと思うのです。これだって、結構もう「そんなこと今さら急にいわれても」という後出しジャンケンがいくつかあるし。

 

「あなたは絶対に騙される」というコピーとおり、絶対に予想できない真相がどんどん明らかになっていきます。

普通は、それは1つのはずなのですが、2段構えになってるので、最初の真相だけネタバレしますと、主人公のいかにも好青年カン・ハヌルが、20年前の殺人事件の真犯人だったという真相です。

観客は全員、主人公を「善人」だと信じて映画を見始めてるものですから、それが「実はこの子が残虐殺人の真犯人」と唐突に明かされたときには、誰もが「ええーーーーーーーっ!」となってしまいます。でも、これは「そして誰もいなくなった」方式で、クリスティがあれを書いた当時は「それはミステリの反則」とされてましたけど、最近はわりと増えてきたように思います。反則といえば反則ですが、なんつっても、本人が記憶喪失なんですよ。「殺人者の記憶法」もそうでしたけど、殺人犯当人がマジで記憶喪失の場合、「あっ、俺犯人だったのか?!」というケースはいくらでも作れるんですよねえ。韓国って、記憶喪失と交通事故べらぼうに多いですよね。

 

実はこの事件、すでに時効を迎えている事件。今や、証拠やら何やら揃ってるので、まず犯人が彼であることは間違いなさそうなのですが、もう警察は追えない事件なので、遺族がお金で人を雇って、必死に犯人を捉え、その動機や殺人委託者を探ろうとする。というのが、この映画の本当のあらすじです。映画のあらすじとしてあちこちに書かれてある「大好きな兄が突然、誘拐され、19日後帰ってきたら、どうも別人になっていた」っていう話はですね、それはそれで面白そうだし続きが気になって見てみよう!という気になる話ですけど、実際、最後の最後までみてしまったら「そんな導入やったっけ?」ってくらい、どうでもよくなるあらすじです(いや本当に真相がすごすぎて)。

 

2つめの「えーーーーっ」っていう真相は、本人も完全に忘れているその殺人の動機と委託人ですが、それはさすがに書かないでおきます。面白いからぜひ見てみて下さい。

それは書かないけれど、そのかわり、演出面でそれと同じくらい、いや、それ以上に「えええええええーー!」と驚いたことを書きたいと思います。

遺族側は、20年前の事件をまんま再現したら、犯人が記憶を取り戻すんじゃないか、と思い、彼に、超強力な睡眠術をかけるんです。現在(公開当時の2017年)の時制を20年前の1997年だと、カン・ハヌルに思い込ませてるんですよ。自分のことを「21歳。2年間宅浪してる青年」だと思って毎日生きてる。家具やら家電やら携帯やら家の中にあるものすべて20年前のモデルにして、徹底してるんですよねえ、テレビとかは家におかないようにして。それが、とあることから、催眠術から一瞬にして覚めてしまうのです!! 交番の警官さんに「今は、1997年じゃなくて、2017年ですよっ!」って教えられてハッとして気がつくんですが、なんとまあ、あんなにかわいいカン・ハヌルさんの好青年のお顔がですね、お肌ザラザラお目々たるんたるん白髪まじりの中年男ハヌルおじさんに、一瞬にして老化するんです!!! なんでこんなすごい見ごたえるシーンのこと、どこにも書いてなかったの?? ある意味、この映画で一番すごいの、このシーンじゃなくない??? と思って、いやーーー個人的には身震いするほど驚きましたねえ。伏線はちゃんと心得ていたんですよ。冒頭部、引っ越しやさんに「お兄さん何歳?」と聞かれるシーン、やたらアップだったので、これはなにかある!と思っていたものの、まさか、一瞬にして20歳も老化するなんてなー。まるで浦島太郎なんですよ。そして、こんな中年男が、ハタチそこそこの身体のつもりで動けてるところがすごい。この家に鏡というものがなかった・・・、いや、あったけど、自分の姿を見ても自動的にマイナス20歳して映るようになってる?もう、催眠術こわすぎる。。

この老化の話、あとでよく考えてみたけれど、21歳と41歳ならば、まあギリギリ体力面での差異が小さいのかな、と。これ、30歳と50歳。40歳と60歳だと、どんなに催眠術かけても、「この歳でこんなにヨボヨボなの俺おかしい」ってさすがに気がつくんじゃないかなーーと。いや、そういう違和感を飲み込んでしまうほど強力な催眠なのか。。。

 

 

というわけで、騙す騙されるというレベルではなく、「どんだけ驚かせるんだよ」という映画でした。最初と最後では、まるで違う映画見てたような気がしますが、面白かったです。あと、これは余計な感想かもしれませんが、すべて見終わって、すべての真相と人物関係と経緯がわかってしまうと、「うん、まあありうるかも」ってことです。泣かせるために97年の韓国経済危機のせいにしてましたが、うーーん、それはどうかな弱いかなと。2家族が20年前に偶然すれ違ってたっていうエピソードもいらなかったんじゃないかなー。うーん、どうだろ。浦島太郎の方がよっぽど驚いたけどな。

主役である、カン・ハヌルさんとキム・ムヨルさん、まさに「体当たりの演技」だったと思います。いやーー。Netflixすごいですね。

ドラマ「リコカツ」「ドラゴン桜」(21TBS)

なんだかんだで面白いTBSドラマ

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前作のドラゴン桜、一秒も見てない人間なんで、今回も絶対見ないわと思ってたのに、なぜか第1話を見てしまったら、ちょっと衝撃。半沢直樹とか下町ロケットとまったく同じ感覚で作ってるんだなってことに。

なんつっても、記念すべき最初の最初ショットが、今や大人気の大女優江口のり子のアップから始まるしね。及川さんもまるで同じ芝居で出演してるし(これはそうオファーがあったと思われる)、会議のシーンがもうほんと半沢そのもので笑える。

東大がここまで「そこはどうでもよい」扱いにされてて、原作もあるのにいいのなと思うけれど、続編だしTBSだしまあどうでもいいのかも。

そんなことより、長澤まさみの絶対に外さない期待されたことを十二分に表現しまくる先生役の芝居とか、平手が成長してて首がすごく長くなっててすっかり美人になってるところとか、林遷都が林遷都史上もっともテヨン(NCT127)に酷似してしまってるところとか、佐野勇斗がすっかり中堅になってしまってるところとか、結局、加藤清史郎がダントツで演技力すごい!とかとか、キャストの見どころが多すぎて、大満足の第1話だった。これ全部見ようと思う。

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特に、加藤清史郎くんは、なんというかもう3秒くらい見てるだけで、他のひとと「全然ちがーーう!」と唸るくらいうまい。目線の動かし方、声の出し方、もう立ち方からなにから、何がどう違うのかわからんが、こういうのをうまいっていうんだろうなってくらい上手い。

ちょっとね、エピソードそのものが大げさにしすぎてショッキングすぎて、そりゃ視聴率をとるにはいいけれど、受験とか学校のネタって、すぐそこここに現場があることなんで、極端なことばっかりいうのやめたほうがいい。ま、それじゃあ誰も見なくなるんだろうけど。ないってそんな無茶苦茶なこと。

 

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そして、リコカツ。

これもまた始まる前から、こんな感じのこんなドラマっていうのが全部わかってしまうカテゴリのドラマ。このカテゴリのドラマ、ほんとに増えてきた。そんな見る前から全部わかってしまうようなドラマ駄目だろうと思ってると、私だけかもしれないが、そっちのほうが断然面白かったということが多い。なぜだろう。

ストーリーが事前にバレバレな分、演出に工夫するとかキャストに力入れるとか、いろいろと他の部分で頑張ってるからかもしれない。

まずね、北川景子がきれい。ま、私はいつのまにやら北川景子の顔のファンになってた人間なので、どんなにつまらなくても彼女主演のドラマは見てしまうわけだが、これは意外にも面白い。瑛太もまた、カメレオン俳優っぷりをいかんなく発揮してて、発声まで変えてて(えらいこと低音ボイス)すごくいい。これほど美男美女なかなかいない。

初回から「離婚しましょう」ということを合意してる新婚夫婦の、そこから始まるラブストーリーなのだが、それって、まあ昔の「写真見合い」のようなもの。北川景子は交際0日で結婚!ということになったが、ほんとに戦前の見合いそのものである。どんな人かも知らずに一緒に暮らすようになり、徐々に2人が知り合って仲良くなっていくのは昔の日本人のほとんどがやってたようなことなので、それは全然普通に可能なことだと思う。

ただ、お互いの両親たちも、揃って別れようとしてるところが現代的。

瑛太の母が宮崎美子さん、北川景子の母が声優の三石琴乃さん(ドラマ初挑戦)なのだが、これがまた意外にも伏線として面白いし泣かせる。こんなどコメディで泣かされることは予想だにしてなかったのに、結構泣かされてる。私だけだと思うけど。

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あと、第1話では、後輩女子社員武田梨奈にいじわるされて、仕事から外される北川景子

そこで驚いたのが、この役、「顔も身体もキレイ。センスもよくて」結果「見た目だけはよい」と設定されていることだ。決して性格の悪い役ではないしむしろ真面目でいい人設定なのに、「見た目がいい人」ではなくて「見た目だけはいい人」ってことになってるのは、世間のネタみということになっている。後輩社員に妬まれるのは仕方ない(こともないけど)としても、新郎である瑛太にまで「見た目のいい人」と刷り込まれているのが、なんだかかわいそうなのである。

しかも、さすが見た目がいいということで30年やってきた人だけあって、それらを全部受け入れているところが、心底驚いた。どんだけ、武田梨奈が「見た目がいいだけなのにの」「ちょっとキレイなだけで仕事もらえるんだから、いいですよね」みたいなことをどれだけ叫んでも、多分そういうの、言われ馴れてるんだと思う。全然動じないんですよね、「ああ、またか」くらいの反応で驚いた。

実際、

美人でスタイルのいい人って、「たしかに私は美人かもしれないしスタイルもいいし

センスもいいかもしれないけれど、それがずっと普通のことなのでそんなこといわれても困るわ」っていう感覚で生きてるのが、ほんとによくわかった。なるほど、そういう気持ちだったのね〜〜〜〜。

と、全然関係ないところで納得したり。これも、全部見ようと思う。

 

 

TBSドラマ、特にこのコロナ禍になってから、結構ヒット飛ばしてますよね。

「半沢」や「ドラ桜」などの続編もの、「わたなぎ」「恋つづ」などの胸キュンもの、「天国と地獄」など大人気作家起用によるチャレンジ作品など、ほんとうに最初は「そんなもん見てられっかーーーー」とか思ってるのに、あちこちチェックしたのち、結局TBSに戻ってくる私。意外に今のワタシに見やすいしあってるのかもしれないーーーー。

ドラマ「Killing Eve season2」(19英BBC)

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わーい!うちはWOWWOW見れないので、SEASON1しか視聴できてなかったんですが、このたび、AXNミステリーでSEASON2を一挙放送してくれたので、やっと見れたーーー!! 嬉しいーー。

全8話を何度かに分けてみるつもりが、見始めたら、ずるずると引きずられて止めることができず、文字通り8話全部ぶっ通して見てしまいました。いやーーーやっぱり、独特の世界観でほんとにいいですねえーー。今回も面白かったです。

 

前回の最終回は、イブが、サイコパス殺人女ヴィネラルをナイフでぐっさり刺したところで終わってしまったんですが、なんとSEASON2の第1回は、その直後から始まってるんですよ。ついでにネタバレしてしまうと、今回SEASON2の最終回最後のシーンは、その逆で、ヴィネラルがイブを銃で撃って彼女が倒れたシーンで終わる、と。

キリングイブといいながら、イブもヴェネラルも亡くなることはないと思うので、この2人に関してはどんなに撃たれても刺されても大丈夫、とは思うんですが、それでもやっぱり結構なショックなんですよねえ。お互い愛し合ってるので。このSEASON2は、なんだかもう「犯罪ミステリドラマ」ではなくて、ヒロイン2人のただの心情のもつれというか、愛情の交錯というか、ほんと、ただのサイコドラマのようです。あれだけ大量に殺人を行ってる人をいくら取引とはいえ、ハナから捕まえる気がないように見える。。。MI6ってほんと世の中の役に立ってのかしらとか思ってしまう。なにやってんのほんとに。

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ヴィネラルって、極端だし冷酷だしむちゃくちゃだけれど、なぜか、憎めない。ちゃんと説明すれば理解してくれるし、ちゃんと慈悲の心も正義の心もあるし、逆になんかかわいそうになってきます。そういうキャラクターだからこそ、このドラマが成り立ってるんでしょうねえ。あの子に同情や共感のかけらも抱けなければ全然魅力的じゃないもんねえ。SEASON2では、ぐっと彼女のことがかわいそうというか、身近な人のように思えてきました。

でも、イブの方は、SEASON1のときの方が同情できた。たまたまMI5の事務で働いてる主婦って側面が強かったし、なんといっても、あの「おばちゃんルックス」なので、おどおどしたりびびったりしながらも正義感に燃えてて偉い!と思ってたんですが、2では、徐々に「この人、自分勝手な人かも」という感じが強くなってきて、最終的には、イブの方がヴィネラルより「先の読めないサイコパスな人」かも、と思いました。

サンドラ・オーさん、出てきたときより、ずっと美人、というかおしゃれというか、とにかく「おばさん臭」がぐっと減ってるのも大きい。ま、まだ先は長いので、そんなところをウロウロしながら続いていくんでしょうね。

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このドラマ、始まったときに「女性向け」と聞いて、そうかなあ?と思ってましたが、完全にそれがわかりました。どっちかというと、犯罪や殺人はとかはどうでもよくって、この女性同士の心のちぐはぐがテーマなんでしょうねえ。なので、いつまでも続けられそう。

残念なのは、このドラマの最大の特長である不真面目さとか滑稽さとか軽率さみたいなPOPな感じが完全に薄まってしまってるところです。それどころか、途中とっても深刻になってしまってただただ辛い感じの話も多くなってたし。減らず口だとか悪口だとか女性がよくいう「深い意味もなく悪態をつく」っていう癖が全編に彩られてて「真面目にやってんのかっ!」と偉い人に怒られそうなところが、魅力だったのに。

もっと、ふざけてほしいな〜〜。

あと、上司のキャロリンは、やっぱり好きになれないなー。

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ドラマ「最高のオバハン中島ハルコ」(21東海)

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フジテレビの「大人の土ドラ」枠って、ほんとに見逃せないところになってきた。

今回のドラマは、結構前の林真理子女史の「最高のオバハン中島ハルコの恋愛相談室」が原作。読んだことはないけれど、読まなくても読んだのも同じ、みたいな気になれる林センセのそういう作品。第1話をみて、やっぱりそうか。と自分で納得した。

というわけで、タイトルを聞くと多大な期待を寄せてしまいがちだが、これは話の面白さを期待すると大失敗するドラマで、もう、ひたすら大地真央センセの美しさと衣装の華やかさを堪能するだけのドラマと心得て見るのが正解。大地センセのことが嫌いな人は5分も見てられないと思うけど、幸い、私はここ10年くらいで、ものすごく大地センセのファンになってしまったので、本当に嬉しく拝見します。

 

いやもーほんとにね。美しい。お美しいにもほどがある。

原作では、中島ハルコは52歳となってるそうだが、現在大地真央センセはなんともう65歳におなりだった。ビックリ。今、日本中の65歳の中で、一番お若くておきれいなんじゃないか!と思いながらずって見てた。全然話が入ってこなかった。まあ話なんてどうでんもいいので。10歳、いや、20歳くらいはサバ読めるんじゃないかというくらいお若い。妖怪並に不老女優なのであった。そして、あれやこれやと華やかなドレスや普段着(!)を見せてくれるので、眼福以外の何者でもない。

 

あと、大地真央センセは、真央ミキセンセと同様、堅物のようなイメージのあるヅカ出身女優の中で、群を抜いて「面白い」お方。そこも好きです。たしか淡路島出身だったと思うが、そういうバリバリの関西ノリや関西思考で生きてこられた方なので、普段からとっても面白いんですよねえ。もっとトークとかバラエティなどに出ていただきたいなあと思う。

とここまで書いて思ったけれど、大地センセは、現在の日本のドラマや映画において、そんなに「演技力」とかを評価されたことがあまりないのでは? そもそも、緻密な演技表現とかを要求される作品にあまり出てない気がするし。。。アイフルのCF同様、NHK朝ドラでも他のドラマでも、その強烈な存在感とキャラクターを発揮するだけでよい。という作品が多い気がする。そういうオファーが多いのか、自分でそんなのだけ選んでるのか。。。。どっちにしても、黒木瞳センセとはま。。。たく違うところで働いてらっしゃるのよねえ。でも、そういうとこも好きだわ。

 

あと、松本まりかちゃんは思ってたより、なんかすごくよくって見直しました。さすがですね。

 

追記:ちょっと舐めてた自分を反省しています。思ってた以上にこのドラマ、面白い。相変わらずぬるいことはぬるいのだが、松本まりか、予想以上にすごい女優かも。ってことと、大地センセが予想以上に、「劇場喋り」でなんかもうロボットみたいに見えてきて素晴らしい。

映画「愛のタリオ」(14韓)

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なんの気もなしに見てみたら、すっごくエロくてエグいの映画だったので驚いた。

やっぱりどういうジャンルなのか、くらいはわかってから見ないと、びっくりしちゃうんだよなー。あー驚いた。

タリオっていうのは、「同害報復」あるいは「同害復習」のことで、いわゆる「目には目を。歯には歯を」のことだそうで。最後まさにそうなるんです、目には目をって。。。ああ恐ろしい!それも含めて「愛のタリオ」っていう放題の付け方は、絶品ですよね。まさに愛の同害報復といえるわけで。

 

大都会から左遷されたインテリイケメン中年男が、ど田舎でど田舎少女をひっかけて遊んでたんだけど、都会に帰って仕事と家庭への復帰が決まるとあっという間に田舎女を捨てる。数年後、男に復讐をするため、名前をかえて隣人になった女がしたことは・・・。

 

っていうのが大体のストーリー。ほんとにね、日本にも通じる、田舎町の風景や景色がもう昭和そのもので、懐かしいのなんのって。韓国の地方って、ほんと日本にそっくりですよね。またその田舎少女の服装が「いつの時代よっ」と突っ込みたくなるほど昭和、しかも戦前、みたいなね、ブラウスとスカートに白い三つ折りソックスっていうもはやダサいとか古臭いのを通り越して、すごいレトロなんです。ま、そういうわけで、前半はよくある話で、数年後に、復讐をするために現れるっというのも別に驚かない話なんですが、そのあとですよ、実はその復讐がほぼ達成されて終わりかけてからが、この映画の本編みたいなもんで、ちょっと意外な展開になっていきます。

復讐された男は「あ〜やっぱり君だったのか〜」とそれもありなんという姿勢で受け入れてるわけですが、その娘は、その女のせいで地獄のようなひどい目にあわされたことから、今度は、この娘が女に復讐を始めるのです。「タリオ」はこっちの方だったんです!それがね、なんちゅうか、う〜ん、すごい。

そして、女もまた、この復讐を受け入れるのです。もう逃げられないから、とか、殺されてしまうから、という理由ではなく、いつのまにやらあんなに悪かった中年男から離れられなくなってしまってるんですよね〜〜。結局、これが愛の為せる技なんですよね〜。なんだかんだ、あんなにひどいことしておきながら、好きなんですよねえ。人間ってほんっと、なんつーか哀しい生き物だなと思ってしまいました。そういえば、寂聴先生も、昔から人生相談でおっしゃっているじゃありませんか、「夫が憎い、男が許せない、殺しても殺しきれない」なーんていってるうちは、まだその人に未練があるんだって。ほんとに嫌いになると人間って、離れる忘れるどうでもよくなるんだそうです。ほんとそうかも。

 

この最終段になって私がずっと「こ、この感じ。。。何かに似てる・・似てる」と思ってたのは、「オールドボーイ」という映画でした。あれも導入部からびっくりする内容ですが、最後の最後はこの映画と同じような愛のかたちになるんですよね。。。。あれも相当せつないですが、いい終わり方だと思います。これも終わり方がよかったです。最近は、導入部ばっかり気合入った映画が多くて、最後の最後が「それはちょっとなー」とか「どんなふうにおわったのか思い出せない」というつまんない終わり方が多いように思います。

 

それにしても、チョン・ウソンさん。顔がいいのはわかってるけど、ものすごくいい体をさせていてビックリ。そして、やってることは、最低の駄目男っぷりなのに、インテリ(大学教授)で上品で顔と身体がいい、ってことだけで、ほぼそんな気がしないっていうメリットが。とんでもないメリットです。上品っていうのも効いてるんですよね。あとに出てくるヤクザと比べるとよくわかる。べらべら下品に喋りたてて荒っぽい動きで顔が汚い(というようにしてる)ヤクザさんとやってることはたいしてかわらないのに、ほんと、全然悪人にみえないのは、ある意味すごい。

まあ、都会中年男は、受け入れる、という優しさがあったのでまだ救われる存在だと思いましたが。あ、ついでに相手役の女優さんも、顔は童顔でも「脱ぐとすごい!」お方でこれまた驚きました。

 

ドラマ「リカ〜リバース」(21東海)

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2019年だったんですって。高岡早紀さん主演ドラマ「リカ」が世間を恐怖に陥れたのって。

えっ、そんな前になるのか。つい昨日見てたような気がするんだけど。まあ、たしかにコロナ前だった。

とにかく、あのすんごいドラマが帰ってきた。今度は、リカがなぜあんな殺人鬼になったのかという前日譚、てか子供時代の話で、高岡さんは彼女の母親役。でもまあ、どう見ても、前回のリカそのまんまで特に何も変わらないので、あの恐怖感を味わうのになんの違いもない。

まさか続編が作られるとは思ってなかったので、これは嬉しい驚き。と思ったら、この原作「リカ」「リバース」の話は、まだ現在も終わってなくて続いてるという。そして、続編ドラマどころか映画化まで決定してるという。もう、ほんと高岡ワールド炸裂すること間違いなし!

そうなのだ。このドラマって、よーーーく考えたら、ストーリーも演出もそんなにすごい変わったものがあるわけじゃなくて、すごいのは高岡早紀1人という、それがまた逆にすごい。今や、どんな役柄もほんとに器用に、そして上手にやりこなしてしまう女優になってしまった高岡さんだが、ひょっとしたらリカが当たり役になってしまうんじゃないかってくらい、似合ってますよねえ。

彼女以外の女優さんだったら、恐怖の種類がふつう、っていうか、もっと今っぽい恐怖感というか現代的なホラーになると思うのだ。高岡さんて、どこか「1000年前から生きてます」的な感じがある。ミステリというか、ファンタジーを感じる。それ昔からそうつまり、彼女がうんと若い頃からもう感じていた。もちろん褒めてるんですけど。あの、不死身な感じ、不老不死な感じが今回の役にはほんとはまってって、それだけに彼女以外には出せない怖さなんだと思う。

今回も相変わらず、いい。

でも、全部で3話なんですって。はーーー。道理でこんなに早くから始まっちゃうわけかーー。こういうやり方があるのか。そのあと、違う新ドラマが始まっても、全然遅くないもんねえ。テレビもいろいろシステムが変わってくるなあ。3話は見やすくていいかも。物足りなかったら、やっぱり映画館いっちゃうかな。